AI活用型システム創成委員会

ご案内:
公開シンポジウムを2024年3月25日に東京・学術総合センターにて開催します.
下記のページから事前登録をお願いいたします

https://aisyscrecom.com/event/

AI活用型システム創成委員会について

委員長:岡本和也 
副委員長:工藤啓治
 

初めに 
 本委員会は、日本学術振興会「システムデザイン・インテグレーション第177 委員会」の3期・15 年間に及ぶ活動及び成果を継承し発展することを主旨として、2020年に設立され、2021年度から本格活動を始めました。2022年4月現在での委員総数は産学39名です。
 関連する科学技術と超高度情報化社会の飛躍的な発展を考慮し、会員相互の学術的交流と課題解決に向けた理解を深め、VUCA*1)の時代における複雑かつ不透明な未来社会と産業の実現に必要なシステムデザイン・インテグレーションの新たなステージの実現に向けたあるべき姿を探求することを目的としています。
*1)VUCA: Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性)の4 つの言葉の頭文字をとって作られた単語。現代のカオス化した経済環境を指し、「予測不能な状態」を意味する。
 

委員会の目標
 具体的な目標として以下を掲げています。

1.革新的システムデザイン・インテグレーションの方法論の現状把握と学術的展開
1.1 製品や生産において、VUCAの時代における不確定要素に対し、世界を駆動するプラットフォーマー(GAFAM)を代表とする様々な企業・機関のシステム創成に関する考え方を明確にし、産学界の知見を結集し、日本がなすべきことを学術的かつ実践的にあきらかにすること。
1.2 「システムデザイン・インテグレーション第177委員会」でなされた成果資産(分科会活動および講演資産など)を棚卸し、過去、現在そして未来への展開における本成果資産との適合性と有効性を検証すること。

2.AI活用型システムプラットフォーム創成の提案
上記方法論に対し、AI(人工知能)技術を有効活用した、新たなシステムプラットフォーム創成のあり方を学術的視点から提起すること。

3.先端計測技術などにおけるシステムプラットフォームの具現化
本委員会でのシステム創成の具体例として、例えば日本学術振興会研究開発専門委員会「自律型・複合型AI先端計測の新しい価値創造」および日本学術振興会「R026先端計測技術の将来設計委員会」や他の様々な委員会とも連携しながら、システムプラットフォーム創成のありかたを具現化すること。

委員会目標に対する施策

 この目標達成に向けて、委員会の進行は委員長、副委員長ほか幹部からなる運営委員会にて方針を起案し、下記のようにしています。
1.委員主導で進め、時に適性な講演者により話題提供をいただき、その場で議論を交わし、運営委員会および有志から成る検討会にて総括、その結果を委員各位にFeedbackしながら目標(目標3項目に関わる提言書の作成)を達成すること。
2.結果を年次報告書として総括して、委員会で共有すること。

より具体的には、下記のような施策をとっています。
(1) 年3回の研究会を開催し、本事業に関連する著名な専門家や関連する企業などに技術動向や研究発表を依頼し、本事業遂行に有益な知見を共有する。
(2) 同時に、本委員会が目指す事業の課題解決のための検討会を開催する。この検討会は、年3回の研究会開催時並びに必要に応じて随時に開催する。
(3) 年1回、事業成果を取りまとめ、総会または資料提供により、その成果を会員で共有する。

 本委員会は様々な分野の有識者から構成される崇高な議論の場を目指しています。
次世代のAIを有効に活用したシステムのあり方を俯瞰し、具現化に向けた提言を目指す委員会です。

会員所属団体(順不同)

【学術界会員】
大阪大学 岡山県立大学 京都工芸繊維大学 産業技術総合研究所 同志社大学 東京大学 東京工科大学 東京工業大学 東京都立大学 東北大学 名古屋工業大学 日本工業大学 山口大学 横浜市立大学 

【産業界会員】
NAO.VE技術研究所 旭化成株式会社 ダッソー・システムズ株式会社 MTイノベーション
カミエンス・テクノロジー株式会社 株式会社ニコン 株式会社日立製作所 株式会社東芝
株式会社ミライズテクノロジーズ 株式会社グローバルアシスト オムロンサイニクス 
(一社)日本実装技術振興協会

委員 39名
 学術界委員 26名
 産業界委員 13名

委員会役員・専門分野

▶ 委員長

岡本 和也 (日本工業大学教授・大学院技術経営研究科、大阪大学招聘教授、山口大学客員教授、東京都立大学客員教授)
専門:半導体システム工学、電子光学、集積光学、技術経営論

▶ 副委員長

工藤 啓治(ダッソー・システムズ株式会社・エキスパート)
専門:シミュレーション・プロセスとデータ管理、最適設計、ロバスト設計

▶ 幹事

川瀬 英路(カミエンス・テクノロジー株式会社・代表取締役社長)
専門:半導体・PCB用CAD設計・製造、IoTエッジデバイス設計・製造、スマート農業システム

▶ 幹事
(会計)

岩田 剛治(大阪大学大学院工学研究科・ 准教授)
専門:生産システム・ソフトウエア、設計システム

▶ 監事
(運営委員)

浪岡 保男(株式会社東芝・シニアフェロー)
専門:データベース、生産システム、知識情報処理、ユビキタスコンピューティング

▶ 運営委員

夏目 穣(旭化成株式会社・デジタル共創本部 部長)
専門:DX、マテリアルズインフォマティクス

▶ 運営委員

御堂 義博(大阪大学大学院・特任准教授)
専門:人工知能、画像データ処理

▶ 運営委員

滝 雅人(株式会社ミライズテクノロジーズ・部長)
専門:車載半導体回路・デバイス設計、パワーエレクトロニクス設計

▶ 運営委員

荒井 栄司(大阪大学大学院工学研究科・名誉教授)
専門:生産システム・ソフトウエア、設計システム